Skip to content

1ドル140円台の円安でも米ドル建て債券投資はあり!?

今年2022年の3月にFRB(米国連邦準備制度理事会)がインフレ抑制にむけ利上げを開始してから、米10年国債利回りは2.1%から4.13%まで上昇し、その影響でドル円は118円から一時151円まで大幅な円安・ドル高が進みました。

以前から米ドル建て債券に投資している方は、金利上昇で債券の価格が大きく下落しましたが、為替が大きく円安に振れた結果、為替差益でプラス成果を残せた方も多いのではないでしょうか。

米国FRBパウエル議長は11月の声明で、次回12月の会合での利上げペースの緩和を言及した結果(?)為替は139円台と円高に戻しましたが、今後の利上げについて物価上昇を2%に戻す見込みが立つまで高い金利水準を維持する姿勢であると述べています。すでに、金利引き上げが景気後退へ進みつつあり、例えば米30年固定住宅ローンは10月に7.08%の高水準、米中古住宅販売件数は9ヶ月連続減となっています。

米国債券市場では、今後も政策金利が5%を超える水準まで追加利上げされることを前提に、2年国債利回りが4.4%で高止まりする一方、10年国債利回りは先行きの景気後退を読み込み3.7%まで低下し、期間の短いものが長いものよりも金利が高い、長短金利の逆転現象が生じています。今後さらなる金利上昇はあるかもしれませんが、米国債の利率は5年物で3.88%・10年物で4.13%・30年物で4.00%と過去と比較しても魅力的な金利水準であることは間違いありません。(2022年11月30日時点)

日本の超低金利と比べて年4%程度のリターンはかなり魅力!?

信用力の高い米ドル建ての国債や社債への投資がお勧めです。外貨ベースで、満期まで保有すれば4%水準の利率確定で元金が増えるからです。現にドル建ての国債や社債やドル建ての一時払い保険がとてもよく売れているようです。

心配なのは今後また円高に戻った時のことです。例えば期間10年4.81%積立利率の一時払いの保険で運用したら元利金は約1.51倍にもなります。1ドル142円で投資した場合、元利金が10年後に1.51倍になるので、94.03円(=142円÷1.51倍)が為替差損とならないレートとなり「1ドル95円以下ぐらいが損益分岐点だったらOK」と考える人なら現在の為替水準でも投資をしても、米ドル建て債券の利回りは魅力的な高い水準と言えます。

まだしばらくはFRBが高い金利水準で政策金利を維持しそうな様相。2023年前半は米ドル建て債券に投資を検討するには良い機会かもしれません。