(前編より続く)
リスク許容度は基本的には個人の性格や経済状況、経験に基づいて形成されますが、適切なアプローチを取ることでリスク許容度を高めることが可能です。リスク許容度を高めるためには、引き続き以下のようなステップが役立ちます。
5. 心理的な準備とマインドセット
メンタルトレーニング:
リスクを取ることに対する不安を軽減するために、メンタルトレーニングやストレス管理の技術を学ぶことが役立ちます。例えば、瞑想やリラクゼーション技法を用いることで、冷静な判断を保つことができます。
リスクに対するポジティブなアプローチ:
リスクを避けるものではなく、管理できるものとして捉える姿勢を養うことも重要です。リスクを正しく理解し、適切に対処することで、リスク許容度が高まります。
6. 経済的な余裕の確保
緊急資金の確保:
緊急時に備えて十分な現金や流動性の高い資産を確保しておくことで、リスクを取ることへの不安が軽減されます。これにより、より積極的な投資を行いやすくなります。
債務の管理:
負債を減らし、経済的な安定性を高めることで、リスクを取る余裕が生まれます。債務が少ない状態では、資産運用に対するリスク許容度も高まります。
7. 専門家のアドバイスを受ける
投資アドバイザーの活用:
経験豊富な投資アドバイザーに相談することで、リスクを理解し、適切に管理する方法を学ぶことができます。専門家のサポートを受けることで、自信を持ってリスクを取ることができるようになります。
異なる資産クラスの理解:
株式、債券、不動産、コモディティなど、異なる資産クラスのリスクとリターン特性を理解し、それらを組み合わせることで、リスクを管理しながらリターンを追求できます。また、ひとつの資産クラスや金融商品の騰落で一喜一憂することなく、家計全体の資産価値をトータルで管理していくことが大切です。
まとめ
リスク許容度は静的なものではなく、学習や経験を通じて徐々に高めることが可能です。自分のリスク許容度を理解し、それを少しずつ向上させる努力をすることで、より多様な投資機会を活用し、長期的な資産形成を進めることができるようになります。
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