NISAの普及状況を見ると、利用可能な18歳以上人口は約1億672万人、そのうち口座開設数は約2,826万口座、実際に買い付けが行われている稼働口座は約1,815万口座と推計されています。
つまり、口座保有者の約3人に1人は「口座を開設したものの、まだ利用していない未稼働状態」にあると考えられます。
これらの数値は、2025年12月末時点の速報値や各種調査をもとにした推計です。
- 利用可能人口:約1億672万人(18歳以上の日本居住者)
- 口座開設数:約2,826万口座
- 稼働口座数:約1,815万口座
- 未稼働口座数:約1,011万口座
新NISA開始後、口座数は急増しましたが、未稼働口座が1,000万件を超える点は大きな課題とされています。未稼働の主な理由としては、「投資資金がない」「商品選びがわからない」「損失への不安」「とりあえず口座だけ作った」などが挙げられます。
特に初心者は、「もっと勉強してから始めよう」と考えて止まってしまう傾向があります。しかし実際には、100円や1,000円程度の少額積立から始めることができ、投資に慣れていく方法が現実的です。
当社あおばファイナンシャルプランナーズでも、老後の生活設計相談の中で資産運用に関するご相談を多くいただいており、ネット証券の口座開設サポートも行っています。
実際には、「NISAを始めた方が良いとは思っているけれど、なかなか最初の一歩が踏み出せない」という方は非常に多く、ご来社いただく相談者の半数近くが、「まだ口座を開設していない」あるいは「口座は作ったものの、まだ一度も運用していない」という状況です。
商品選びでは、初心者ほど「低コスト・分散型」が基本になります。
- 全世界株式(オール・カントリー)
→ 世界全体に分散投資したい人向け - 米国株式(S&P500)
→ 米国企業の成長を重視したい人向け - バランス型ファンド
→ 値動きを抑えながら運用したい人向け
NISAを利用した方が良い最大の理由は、「運用益が非課税になること」です。通常、投資で得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座ではその税金がかかりません。
例えば、100万円を運用して50万円の利益が出た場合、通常口座では約10万円が税金として差し引かれます。しかしNISAなら、その50万円をそのまま受け取ることができます。
さらに、長期運用ではこの差が非常に大きくなります。非課税で再投資を続けることで、「利益が利益を生む複利効果」を最大限に活かせるためです。
また、銀行預金だけではインフレに資産価値が負けやすい時代になっています。NISAは、現金だけに偏った資産構成を見直し、将来の老後資金づくりを進める有効な手段の一つと言えるでしょう。
一方で、NISAは「短期売買で大きく儲ける制度」ではなく、「長期・積立・分散」を前提に活用する制度です。少額からコツコツ続ける人ほど、制度のメリットを受けやすくなります。
なお、当社ではネット証券口座の開設方法や積立設定などの一般的なサポートを行っていますが、特定証券会社への勧誘や具体的な銘柄推奨、投資アドバイスを有償で行う場合には、金融商品仲介業や投資助言業の登録が必要になります。そのため、より具体的な運用提案や投資助言をご希望される方には、提携先のIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)をご紹介しています。
NISAは、「口座を作ること」がゴールではありません。
大切なのは、無理のない金額で、まずは一歩を踏み出してみることです。
https://www.aobafp.jp/asset.html

