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スポーツ時、他人にけがを負わせてしまった……こんなときどうなる?(後編)

前編はこちらから
スポーツをしていて、もし自分以外の人にけがを負わせてしまって損害賠償保険が発生した場合、その責任の所在が気になるところです。

■損害賠償責任が発生した場合は誰が負う?

損害賠償責任があるとした場合は誰が責任を負うことになるのでしょうか。
損害賠償責任を負う者が誰なのかを判断するにあたっては、けがをした原因がどこにあり、危険を避ける注意義務を負っていたのは誰なのかを判断する必要があります。

(1)けがをさせた者
まず、けがをさせた者自身が損害賠償責任を負います。先ほど解説したとおり、普通にスポーツをしていてたまたまけがをさせてしまった場合は、通常は賠償責任自体が発生しません。しかし、ルール違反などの故意、または過失などが認められる場合は責任を負います。

(2)安全に配慮する義務のある者
けがをさせた者だけでなく、監督など選手の安全に配慮する義務のある者や団体なども賠償する責任を負うことがあります。
たとえば、部活動の監督やスクールのコーチ、学校の先生など、選手や生徒を管理監督する立場にあるものは、安全に配慮する義務があります。ラフプレーが多い選手や初心者などに対しては、相手にけがを負わせる危険が高いため、ルールを守るよう注意したり、事故が発生しないように対策を講じる義務があるといえるでしょう。

(3)施設管理者など
その他、スポーツを行う施設の管理者が責任を負う場合もあります。これは、施設管理者には、安全に施設を利用できるように、設置物などを安全な状態に保てるように配慮する義務があるためです。たとえば、テニスコート周りのフェンスの一部が壊れていて、フェンスの金具でケガを負ってしまった。審判台の足が錆びていて乗った際に歪んで転落した。
コースの設計上隣のホールからボールが飛んでくる危険があるにもかかわらず、防護柵や植栽で防止措置をとっていなかった。過去に同様の事故があったにもかかわらず、対策をとっていなかったなど、施設管理上の安全配慮に欠けていた場合や設備が安全な状態に保たれていない状態を放置していたような場合、施設管理者も損害賠償責任を負うことになります。

 

■まとめ

スポーツ中にあやまってボールをぶつけてしまうなどして怪我させてしまった場合は、その人に「ごめんなさい」と謝るのは当然のことです。
しかし、サングラスを壊した(物損事故)・目に当たり片目を失明した(人身事故)などといった事象だとしても、賠償責任は生じない場合が多いことを覚えておいてください。
「道義的な責任として」お見舞いの意を表すことは、今後の人間関係や仲間との良好なお付き合いを継続させるためにも大切なことですが、「プレーヤー双方が一方的な加害者・被害者の関係にはなりにくい」ことを心得ておきましょう。


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