将来に備えるための貯蓄が不足している場合、まずは家計の現状把握からはじめることが重要となります。
ちなみに、現時点で家計の収支は合っていますか? また、貯蓄ができる状態と言えるでしょうか?
収支が合わなかったり、思ったより貯蓄ができていなかったりするご家庭の家計改善策として、次の3つのポイントが挙げられます。
今回は「1.もっと稼ぐ」に注目したいと思います。
現在の収入をさらに上げることができればもちろんベストですが、サラリーマンなどはなかなかそうはいきません。そこで「将来の収入」を少しでも増やしたほうがよい、と気づく必要があります。つまり、できるだけ長く働けるように準備することが大切なのです。
★確認しておきたいポイント★
- 今の会社で何歳まで働くことが可能ですか?
- 退職金はいくらですか?
- これからの収入の推移がわかりますか?
- 50~55歳が年収のピークになると知っていますか?
- 60歳~65歳の雇用延長で年収はおよそ50%減と知っていますか?
- 65歳以降に時給1,000円くらいのアルバイトができますか?
- 配偶者は働いていますか?
- 働く体力・気力は維持できますか?
また、長く働くことを実現させるためには、
- 健康
- やる気
- 対人関係
- 職業スキル
などが大切な要素として挙げられます。
いかがでしょうか。ご自身の今置かれている状況を正確に把握しつつ、数年後、数十年後をシミュレーションしておきましょう。